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家庭内LAN家庭内LAN構築方法をまとめてみました。これからはじめようと考えている方は、参考にしてください。内容はこれまでの経験を記述していますが、決して鵜呑みにしないで下さい。全て自己責任となります。内容は、実際にLANを構築しプリンタなどを共有することを目標にして記述しています。このため、説明中に軽く流す個所がいくつかありますが、ご了承ください。家庭に複数のPCを所有していてLAN構築を検討されている方が対象です。LAN職人の養成所ではありません。 また、記述内容に間違いが合った場合は、お手数ですがsupport@fukufukudenshi.comまでお知らせいただけると助かります。ご協力をお願いいたします。
LANとは、Local Area Networkの略で、広い意味があります。 ![]()
LANカードを実装した複数のパソコンをLANケーブルとHUBでつなぎます。
LANを構築することで、資源を共有することが可能です。ディスクスペースの共有や、プリンタの共有などです。その他にも(家庭内LANでここまでやる必要はありませんが)、メールサーバや、Webサーバを導入することで更に、利用範囲が広がります。
LANを構築するには、通信プロトコルが必要です。プロトコルとは、コンピュータ間の言葉と考えて下さい。以下に代表的な通信プロトコルを示します。
プロトコルは、コンピュータ間の言葉なので、接続するコンピュータ間で同じプロトコルを使用する必要があります。WindowsマシンだけでLANを構築する場合は、NetBEUIで十分でしょう。しかし、インターネットを意識するなら、TCP/IPが必要になります。
Ethernetカードの事です。パソコンの拡張ポートに差し込んで使用します。LANカードを購入すると、通常ドライバソフトウェアが付属しています。拡張ポートに対応して、以下の種類があります。LANカードは、パソコン1台に付き1枚必要です。
LAN上の装置を接続するために使用します。家庭内LANでは、ツイストペアケーブルが最適です。ツイストペアケーブルは、パソコンショップや大手電気店で加工済のものを簡単に購入できます。その他のケーブルは、専門店に行かなければ購入できませんし、設置の際に特殊工具が必要です。10base5は、トランシーバ等も別途必要になります。
この章では、LANを構築するための基礎知識を説明します。LANを構築するためには、様々な設定を行わなければなりません。基礎知識を習得することで、OSや環境が変化したとしても確実な設定を行うことができるようになります。
通信速度を示しています。10baseは、1秒間に10メガビットのデータを転送することができます。100baseは、その10倍の転送能力があります。一般家庭では、10baseで十分ですが、現在10base機器と100base機器に価格差がほとんどないので、購入するなら将来的に有利な100baseを選択しましょう。
1.LANの概要でも簡単に説明しましたが、プロトコルとはパソコン間の言葉です。様々な種類がありますが、家庭内LANでは、次のプロトコルが最適です。
LANだけを考えると"NetBEUI"が簡単ですが、インターネットを考えた場合、始めから"TCP/IP"を選択しましょう。ここでは、"TCP/IP"を使用します。
TCP/IPではデータを送信する場合、通信パケットを使用します。パケットとは、小包と言う意味があります。通信パケットには、宛先とデータが含まれます。
データ送信を行う場合、一度に全部送信するのではなく、数キロバイト程度に分割し、通信パケットを作成してバラバラに分割送信します。
![]() 受信側では、バラバラに受信したパケットを元のデータに組み立てます。
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通信パケットには、宛先とデータだけではなくその他のデータも含まれていますが、特に重要なのが宛先です。TCP/IPでは、宛先にIPアドレス(後述)を使用します。
パソコン間で通信を行う場合、通信相手のパソコンを特定するためにIPアドレスが必要です。身近な物では、電話番号がすぐに思いつきます。IPアドレスとは、正に電話番号です。通常IPアドレスは、パソコン1台につき一つ割り当てます。場合によっては2つ以上割り当てることができますが、家庭内LANなら、1つで十分です。また、電話番号と同じで、重複できません。 IPアドレスは、4つの十進数で表します。"192.168.0.1"の様に0〜255までの数字を'.'ピリオドで区切って表現します。
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インターネットの世界では、IPアドレスを指定することで、世界中に存在する多くのコンピュータの中から唯一つを特定できます。
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オフィスや家庭で使用するIPアドレスは、プライベートアドレスを使用します。プライベートアドレスはインターネット上で使用してはならないアドレスなので、インターネットに直接接続しないLANで自由に使用できます。通常は、次のクラスCを使用します。 クラスC 192.168.0.0〜192.168.255.255
ただ、192.168.0.0には特殊な意味があります。また、サブネットマスク(後述)の都合上、次の範囲を使用すれば問題ないでしょう。 192.168.0.1〜192.168.0.255
同一ネットワーク上に複数のグループを存在させるために"サブネットマスク"を指定することができます。サブネットマスクを設定するには、2進法を理解する必要があります。家庭内LANでは、複数のグループを定義する必要性がそれほどありませんから、次のサブネットマスクを設定すれば十分でしょう。 255.255.255.0
サブネットマスクを簡単に説明します。
そして、2進数に変換したIPアドレスとサブネットマスクを比較します。サブネットマスクとIPアドレスの桁を合わせて、サブネットマスクが1の桁はサブネット部、0の桁はホスト部と呼びます。
TCP/IPでは、サブネット部が同一のIPアドレスを持つパソコン間でしか、通信ができません。この例で考えると、192.168.0.1と192.168.0.2は通信できますが、192.168.0.1と192.168.1.2は、サブネット部が異なるので通信できません。つまり、192.168.0.?と192.168.1.?の2つのグループが同一LANに存在していることになります。
LAN上では、接続されている装置のことを"ホスト"と呼びます。それが大型汎用機であっても、パソコンであってもプリンタであっても全てホストです。"ホストアドレス"等と記述されていれば、その装置に割り当てられたIPアドレスを指します。"ホスト名"と言えば、その装置の名前です。
ドメインネームサービスとは、ドメイン名からIPアドレスを調べてくれるサービスです。
最後の文字がドメイン名です。インターネット上には、DNSサーバと呼ばれるコンピュータが複数存在しています。Webブラウザ(ネットスケープナビゲータやインターネットエクスプローラ等)を使用してURLを指定すると、WebブラウザはDNSサーバにドメイン名を問い合わせます。DNSサーバは、指定されたドメイン名をデータベースから検索し、対応するIPアドレスを返してくれます。 ![]()
簡単に説明すると、URLが"**.co.jp"を検索する場合は、先ずjpドメインを管理しているDNSサーバがcoを管理しているDNSサーバへ変換依頼を行い、次にcoを管理しているDNSサーバが・・・、と続いていき最終的に"**.co.jp"そのものを管理しているDNSサーバがIPアドレスを返す仕掛けです。
サービスを行うものがサーバで、サービスを受けるものがクライアントです。プリンタを共有した場合、プリンタを直接接続しているパソコンをプリントサーバと呼びます。そのパソコンのプリンタをLAN経由で利用するパソコンをクライアントと呼びます。他には、ディスクドライブを共有するなら、そのディスクドライブを所有しているパソコンがファイルサーバと呼ばれます。2.6.ドメインネームサービス(DNS)では、DNSを行っているコンピュータをDNSサーバと呼んでいました。
Dynamic Host Configuration Protocolの略で、動的にIPアドレスを割り付けます。LAN内にDHCPサーバを設けると、その他のパソコンにIPアドレスをいちいち設定する手間が省けます。DHCPサーバは、LAN上のパソコンを監視しています。新しくLANにパソコンが接続されると、DHCPサーバが自動的に重複しない有効なIPアドレスを割り付けてくれます。
通信パケットを自動的に振り分ける装置です。複数のLANが接続されている時に、通信パケットの行く先を決定します。 ![]()
ルータとは、ルート(つまり道筋)を決定するものを指します。ルーティングとは、道筋を決定する行為です。その他にもゲートウェイ等がありますが、ルータと似ているもの程度に考えて下さい。家庭内LANでは、それほど意識する必要はありません。 ![]()
ダイアルアップルータは、プロバイダのDHCPサーバから一つのIPアドレスを取得しますが、オートNAT機能を使って、家庭内LANのプライベートアドレスとインターネット上のIPアドレスを都合良く変換します。つまり、割り当てられたIPアドレスは一つですが、複数のパソコンからインターネットにアクセスできるのです。インターネット側から家庭内LANを見ると一つのIPアドレスですが、家庭内LANではプライベートアドレスがそのまま使用できます。
LANの構築は、1.3.1.LANカード〜1.3.3.HUBやサーバ等で説明した機器を接続すればOKです。次に一般的な接続を示します。 ![]()
選択肢は色々あるのですが、購入しやすく低価格な10baseTまたは100baseTXを選択するのが良いでしょう。
LANカードのインストールはカード毎に異なりますから、カードに添付されているマニュアルを参考にして下さい。インストール後の設定は、2.基礎知識で習得した知識を使えば、簡単に行えるはずです。
HUBを任意の場所に置いて電源を入れるだけです。HUBに添付されているマニュアルを参考にして下さい。
10/100baseTには、クロスケーブルとストレートケーブルがあります。HUBを使用する場合は、ストレートケーブルを使用します。2台のパソコンをHUB無しで接続する場合は、クロスケーブルを使用します。 ![]()
LANカードとHUBには、トランシーバが内蔵されています。トランシーバとは、トランスミッタ(送信機)とレシーバ(受信機)が一体となったもので、無線ではありません。トランスミッタから送信したデータは、レシーバで受けなければなりません。トランスミッタとトランスミッタを接続すると、互いに送信し合うので意味がありませんし、電気的に破損することがあります。 ![]()
LANカードとLANカードを接続する場合は、逆の理由でクロスケーブルを使用します。クロスとは、交差と言う意味です。HUB同士を接続する場合もクロスケーブルを使用します。
必要な機材を購入し、準備が整ったらOSの設定を行います。
LANを構築した後の確認方法を説明します。LANを構築しても、運が悪ければ通信ができません。この章では、トラブルが発生した場合の原因確認方法を説明します。
PINGコマンドで、接続の確認ができます。MS-DOSプロンプトを開いて、PINGに続けてIPアドレスを指定して下さい。接続されている場合は、次のように応答時間が表示されます。 C:\>PING 192.168.0.1 Pinging 192.168.0.1 with 32 bytes of data: Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=63 Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=63 Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=63 Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=63 C:\>
タイムアウトするようなら、LANへ接続されていません。接続されていないとは、物理的な接続だけでなく、設定誤りのため認識できないことも含みます。例えば、IPアドレスやサブネットマスクが間違っていたり等です。また、ストレートケーブルとクロスケーブルを間違っていたり、まれに装置(HUBやLANカード)が故障している場合もあります。
Windowsタスクバーのスタート→検索→ほかのコンピュータで、LAN接続されているホストを検索できます。または、デスクトップのマイネットワークアイコンを右クリックしてポップアップメニューのコンピュータの検索等も同じです。各OSによって、多少起動の仕方が異なりますから、マニュアルなどを参考にしてください。
Windowsディレクトリのwinipcfgを使用すると、現在のIP情報が表示されます。 ![]() ![]()
共有は、サーバ側とクライアント側で別々に設定します。
サーバの設定は、エクスプローラなどで共有するデバイスを選択します。次に右クリックで、ポップアップメニューを表示して"共有"を選択します。 ![]() ![]() プリンタやCD-ROM等の共有も同じように行います。
クライアントでは、ファイルやディスクドライブに関する設定は特にありません。プリンタを共有する場合に限り、設定する必要があります。 ![]() 次に、プリンタの場所設定します。参照ボタンをクリックしてネットワーク上のプリンタを指定します。この時、プリントサーバ側で、共有設定を指定いなければなりません。 後は、適当に入力して印刷を確認すれば終了です。 プリンタによっては、LANに対応していないものがあります。プリンタのマニュアルを参照してください。また、OSの異なるパソコン間でプリンタを共有しようとした場合、プリンタのドライバディスクを要求されます。この場合は、指示に従ってインストールを進めてください。 |
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