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メモリの取り付け

買ってきたばかりのバルクメモリです。どこかの誰かが何かの目的で、すぐに使える、
また安く購入出来るよう、箱や説明書が無い状態で大量に入手したもの。
この大量入手の部品が何かのルートでショップまで流れ、ショップの人が袋詰し安く売っている
部品をバルク部品と言います。
メーカ保証は有りません。有るとすればショップの保証だけです。でも安いのが特徴です。
ご覧の通り、アンスタティックの袋に入っています。

拡大するとこんな感じです。私は、製品版(箱詰めされてメーカ保証がついている)メモリを
購入した経験が有りません。これからも無いでしょう。したがって、Fさん(未年)のメモリも
バルク品となりました。相性が悪ければここ(福福電子工房)に並んでいるPCのメモリと交換すればいいのです。
メモリのお話
メモリは大別すると2種類あります。一つ目はスタティックメモリ。二つ目はダイナミックメモリです。
PCに搭載されているメモリはダイナミックメモリが主流です。マイコンボードや、メモリカード等には、
スタティックメモリを使用するのが主流です。
スタティックメモリとは、トランジスタで構成したフリップフロップと言う部品を組み合わせて作った、
高速・安定・高価なメモリです。微小の電流を流しつづける事で、CPUを停止させたとしても記録された情報を
保持します。また、ハードウェア設計も簡単です。ほとんど接続するだけで動いてしまいます。
一方ダイナミックメモリは、コンデンサを並べて作った大容量・シンプル・安価なメモリです。
コンデンサで構成するため高密度で製造する事が可能で、今の大容量時代に大きく貢献しています。
しかしながら、放っておくと電源を入れていても情報が失われてしまいます。
このため、劣化してゆく情報を失う前に定期的にリフレッシュしなければなりません。したがって、
情報をリフレッシュするための付加回路が必要になり、ハードの設計や動作速度に影響を及ぼします。
私の仕事では、大量生産することが無く設計を簡単にするためスタティックメモリしか使用しません。
PCにメモリはどの程度必要でしょうか?今現在では、メモリは非常に安くなってしまい、
512MB位を平気な顔をして積めるようになりました。ま、それはそれでいいのですが、メモリを増やす事によって、
弊害も出てきます?。
お金に余裕のある人は良いのですが、古いマシンに別のOSを入れて楽しもうと思うと問題が出る場合があります。
通常OSは、実装されているメインメモリの1倍から数倍のスワップメモリを作成します。
スワップメモリとは、メモリが足りない場合に一時的にメモリの内容を退避させるためのHDD上の領域です。
例えば、512MBのメインメモリを積んで、OSをインストールするとスワップメモリとして1GB位の領域を
確保するかもしれません。今となっては、1GB位どうってことは無いのですが、数年前のPCには、
数GB程度しかHDDを搭載していないものがほとんどです。福福電子工房の現役マシンの最低HDD容量は
500MB、よく使うマシンでも2GBや4GBマシンも有ります。こんなマシンに512MBを積んで標準インストールすると、
HDDのほとんどをスワップに取られてしまいます???。スワップを小さくしてONメモリで動作させれば
問題ありませんが・・・。ま〜、贅沢な弊害ですね。

メモリを実装する場合は、ソケットの留め金を大きく開いて挿し込みます。
結構力が要ります。方向を間違えないで下さい。方向を間違えて力をいれて押し込むとメインボードまたはメモリが破損します。
おや?と思ったら、落ち着いて方向を確かめてください。
正常な方向でメモリを挿し込むと、留め金が閉じてきます。理想は、挿し込んでいった時に“カチッ”と音がして留め金がメモリを
ロックすればよいのですが、そうならない事も多い様です。
そうならない場合は、留め金を手でロック位置へ動かしてください。見た目上、しっかり挿入されていれば、
手で留め金をロックしても正常に動作します。

しっかりメモリを実装した写真です。留め金が美しく整列しています。
メモリ実装の注意
メモリを実装する場合は、メインボードをシャーシから外した状態で平らな場所で実装しましょう。
メインボードがシャーシに固定された場合では、メモリを力強く押し込んだ場合にメインボードがたわみます。
この状態では、メインボードのパターンに亀裂が入る可能性が有ります。
私個人の経験では、そんな事は一度も有りませんでした。でも、力加減やメインボードの取り付け方等を考えると、
メインボードのパターンに亀裂が入っても何の不思議も有りません。
特にFさん(未年)は、日ごろから筋力トレーニングを行っており、たくましい体つきをしています。
お仕事の方でもその力強さが味方になっているようです。
車の世界に比べてビリビリの世界は華奢なものです。
したがって、シャーシへメインボードを取り付ける前にメモリを実装してもらいました。
この方が実装が楽ですし、メインボードもたわみません。
多層基板のお話
メインボードやその他の拡張カードは、多層基板で製造されています。
基板とは電子部品を実装するための板で、部品を挿す穴や配線が予め用意されています。
これらをパターンと読んでいます。パターンは、ガラスエポキシの板に銅版を貼り付け、
不要部分を溶かして板の上に配線を行います。エッチングと言います。
ガラスエポキシの板の上に貼り付けた銅版に配線部分を特殊なインクで印刷します。
その後、エッチング液と呼ばれる非常に危険で有害なお風呂に基板を沈め印刷されていない部分
が解けてなくなるのを待ちます。銅版はエッチング液で溶けてしまいますが、
特殊インクで印刷された配線パターン部分だけは、エッチング液が触れず残るのです。
片面だけに銅版を貼り、エッチングしたら片面基板と言います。
ガラスエポキシの両面に銅版を貼り付けてエッチングしたら両面基板と言います。
もうお分かりだと思いますが、多層基板とは、その様な基板、数枚を張り合わせて作ります。
詳しい作り方は私も知りませんが、要するにサンドイッチ状になっているのです。
つまり、基板がたわみパターンに亀裂が入るのは、見えている部分だけではありません。
内層部分のパターンに亀裂が入るともう分かりません???。十分注意してください。
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