福福電子トップ ラインモニタ RS-232Cとは? ダウンロード お問い合わせ Webショップ
PC組み立て事例トップ

初めての起動

 最小構成の起動準備が整ったので、早速電源を入れてみます。
すると、メインボードに実装されている BIOS(ベーシックインプットアウトプットシステム・基本入出力システム)が起動しました。 このBIOSは、初めての起動時にCPUのセットアップ画面になるようです。 CPUのクロック数やバスクロック等を設定する事でジャンパーレスを実現しています。
この画面でPIII-1GHzの設定を行いました。最近はジャンパーレスで便利になりましたね。
 BIOS画面が表示されなければ、トラブルです。速やかに(ACケーブルごと)電源を切って、 メモリやCPU等の実装を確認して下さい。
メインボードによっては、RTCのリセットやメインボードのリセット、 BIOSのデフォルト設定読込を実行しなければ起動しないものもあります。 これらは、メインボード上のジャンパーピンやランドをショートさせる事で行うのが普通です。
マニュアルに従い、リセット出来る全ての設定をリセットして再起動してみてください。
メモリやビデオカードの実装に誤りがあると、多くのメインボードでは、ビープ音が鳴り響きます。
ビープ音すらならなければ、スピーカの配線やCPUの実装を確認して下さい。
それでも駄目なら、全ての部品を取り外し、初めから実装してみて、リセット等を行います。
この時、ACコンセントから筐体までのACケーブルは抜いていた方が無難です。
それでも起動しなければ、詳しい知人か、購入したショップに相談してください。

クロックアップの荒業

 クロックアップ。なんて危険な響きでしょう。
Fさん(未年)が購入したCPUは、ペンティアムIIIの1GHzです。 これを動作させるためには、メインボードのベースクロックを逓倍して CPUの内部で1GHzを実現させればよいわけです。
最近のメインボードでは、ベースクロックに100MHzや133MHzが採用されています。 ベースクロックに100MHzを選択した場合には10倍、 ベースクロックに133MHzを選択した場合には7.5倍してやれば約1GHzの動作が可能ですが、 それ以上の倍率を設定する事もメインボードによっては可能です。
そう、危険なクロックアップです。
クロックアップを行うと、CPUが破損する事があります。運が悪ければ、 メインボードやその他の周辺デバイスも破損してしまいます。 なぜ破損するのでしょうか? 色々な要因があります。
 第一にタイミングが周辺デバイスと合わないことが考えられます。
CPUと周辺回路の制御には、同期式と非同期式があります。 最近の高速CPUのほとんどは非同期式で動作しています。 同期式を簡単に説明すると、CPUが周辺デバイスへ制御を行った場合、 そのデバイスから返事が返るのを待ってから次の処理を行う方式です。
非同期式は、バスクロックやその他のタイミング信号によって CPUとデバイスが足並みを揃えて動作する方式です。
デバイスからの返事(レスポンス)を待たずに動作する事の出来る 非同期式の方が同期式よりも高速に動作する事が可能ですが、 CPUとデバイスの足並みを揃えていなければ動作できない欠点もあります。
危険なクロックアップを行うと、その足並みが乱れる事があるのです。 設計者は、同期式でデバイスを動作させるよう、 各デバイスの動作速度に規格を設け、規格内で動作させようと設計を行っています。 ユーザが規格を超えるような動作速度を設定した場合、多くのデバイスが規格外で 動作する事になっていしまいます。このためバスの衝突等が発生する事が考えられます。 CPUを含めたデバイスは、3つの状態を持っています。出力状態、入力状態、 ハイインピーダンス状態です。デバイスAがデバイスBへデータを送る時は、 デバイスAが出力状態、デバイスBが入力状態、 その他のデバイスはハイインピーダンス状態になっていなければなりません。 ハイインピーダンス状態とは、言わず・見ず・聞かず状態。 つまり、動作中のデバイスに対して影響を与えない状態の事です。 クロックアップにより各デバイスの足並みが乱れると、 ある瞬間に2つ以上のデバイスが出力状態になる事があります。 つまり、クロックアップにデバイスが追従できず、 出力後のハイインピーダンス状態への遷移が遅れたりするのです。 この事は、データの信頼性が損なわれる事はもちろん、 デバイスの破壊をも招いてしまいます。
メインボードは、100MHzまたは133MHz以外は設定できないので、 バスの衝突が起こるとすると、CPU内部で起こると考えられます。 既に述べたと思いますが、現在のCPU内部には多くの付加回路が実装されています。 クロックアップによってそれらの回路が規格外で動作し、破損を招くのです。
 第二にCPUの温度が上昇する事が考えられます。
CPU等の集積回路は、多くのトランジスタにより構成されています。 トランジスタとは、シリコンで作られたスイッチと思ってください。 通常のスイッチと比べ小型化・高速化がその特徴です。 このトランジスタは、ONからOFFまたはOFFからONする瞬間が最も電力を消費します。 ON状態またはOFF状態はほとんど電力を消費しません。
クロックアップすると言う事は、そのON-OFFの切り替えがいつもより多いと言う事です。 つまり、いつもより電力を消費するのです。 理論的には、CPUに電力は必要有りません。しかし、電力を消費してしまいます。 その消費した電力は熱となって外へ飛び出してゆきます。 クロックアップを行うと、通常より電力を消費。つまり、通常より高温になるのです。 この熱のため、物理的にデバイスが破損する可能性があります。
 第三に、第一、第二の理由により、デバイスが誤動作する事が考えられます。
熱が上昇すると、電気抵抗やデバイスの動作速度が変化し、バスの衝突が発生します。
バスの衝突が発生すると、デバイスが破損しなくてもデータは確実に破壊されます。
データが破壊されると各デバイスが間違った動作を行います。
車で例えるとクラッチを切らずにギアチェンジを行ってみたり、 走行中にパーキングレンジへシフトレバーを操作したりする事です。 ま〜、壊れて当然ですね。
クロックアップは、普通壊れるものとお考え下さい。 運がよければ、低予算で高速クロック動作が可能になります。 あなたの運は上向きですか・・・?

 メインボードやCPUの設定をBIOSで行ったら、 電源を切る前にファンが動作しているか確認しましょう。 また、LEDの点灯やビープ音(スピーカ)がなったかどうか確認しましょう。

≪前のページへ : 次のページへ≫  

Google
Web fukufukudenshi.com


会社概要 - 免責事項 - 個人情報 - お問い合わせ - サイトマップ

Copyright(C)2000-2008 Fukufuku denshikoubou. All Rights Reserved.